棒グラフはグループごとのデータを視覚化し、比較する際に便利なグラフです。この記事では棒グラフに関する英語表現をご紹介します。

1 棒グラフ

棒グラフは英語では”bar graph”、“bar chart”、“bar plot”と呼ばれます。いろいろな呼ばれ方がありますが、意味は同じです。個人的には”Python”言語などデータ分析に使われるプログラミング言語では”bar plot”と呼ばれていることが多いように思います。

2 棒グラフの向き

棒グラフは Figure 1 (a) のように縦向きに表示する場合の他、 Figure 1 (b) のように横向きに描画する場合もあります。単に”bar graph”と言う場合は通常(a)のグラフを意味します。あえて”vertical bar graph”ということもできます。(b)のグラフの場合はグラフの棒が横向きに伸びているので、“horizontal bar graph”と言います。

Figure 1

3 Rise/Fall

月ごとの売上を棒グラフで表すときなど、時間軸に沿ったデータの変化を見たい時があります。この場合、“rise”や”fall”が使えます。

例:

  • “Sales figures rose sharply in Q2.”
  • 売上高が第2四半期に急増しました。

例:

  • “The number of customers fell in the last quarter of 2010.”
  • 2010年最後の四半期に顧客数が減少しました。

棒グラフの高さの変化がデータの値の変化を表します。この高さの変化を”rise”や”fall”を使って、説明することができます。

4 Increase/Decrease

“rise”、“fall”の他、“increase”や”decrease”も使えます。

例:

  • “There was a noticeable increase in production levels from 2022 to 2023.”
  • 2022年から2023年にかけて、生産レベルに顕著な増加がありました。

例:

  • “A slight decrease in attendance was observed during the summer months.”
  • 夏の間に出席者数がわずかに減少したことが観察されました。

5 Stable/Steady

棒グラフの高さにあまり変化が見られない場合や着実な変化は”stable”や”steady”を使って表現できます。

例:

  • “The unemployment rate remained stable throughout the year.”
  • 失業率は年間を通して安定していました。

例:

  • “Customer satisfaction scores have shown steady improvement.”
  • 顧客満足度は着実に改善しています。

ある程度の期間にわたる安定した状態や一定の変化を説明する際に使えそうですね。

6 Comparison

棒グラフは複数のグループの比較の際によく用いられます。こういった”比較”に利用できる表現として、“compare to”や”in contrast”などが用いられます。

例:

  • “Compared to last year, this year’s revenue is significantly higher.”
  • 昨年と比較して、今年の収益は大幅に増加しています。

例:

  • “In contrast to competitors, our product sales have outperformed expectations.”
  • 競合他社と比較して、私たちの製品販売は期待を上回っています。

7 まとめ

棒グラフを使用すると、データの値が”上昇したり下降したり”、“変化が見られなかったり”、または”一定の変化を示す”状況を視覚的に表現できます。さらに、複数のデータセットを比較することも可能です。これらの表現を理解しておくことで、棒グラフが示すさまざまなデータについて説明ができるようになります。